全国にまだまだ存在するくみ取り式のトイレの快適化リフォームに関して
ネット上にもおどろくほど情報が少ないのです。
先日実施した実家のリフォームがまさにそれ、
需要はまだまだ多いと思われるので記録しておきたいと思います。
さまざま調査した結果、くみ取り式トイレをもっとも水栓トイレの使用感に
近づける事が出来そうな商品として
LIXILのトイレーナRという商品を選択しました
「説明書ダウンロードまとめ」
不思議とTOTOにはこの種の便器が存在しないのです
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商品について
商品例(手洗い付き)手洗い無しタイプもあります
操作レバーが流す、とためる表示以外は通常の水栓便器と何ら変わりません
洗浄便座はお手持ちの物や他社製を設置することも出来ます
配管位置寸法です
通常と異なるのはオーバーフロー排水管の設置が必要なこと
便層との位置関係
そのまま利用できるケースも多いとおもわれます
新たに埋設設置の必要も
便層容量選択の目安は100リットル/1人1ヶ月
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今回、実家のリフォームをした事例です
水栓トイレと何ら変わらない快適なトイレになりました
Before
40年前にすでに一度リフォームしてありましたが
あちこち水漏れや動作不良、洗浄便座も機能しません
このままではとても住める状態ではありません
古い便器をすべて撤去
床に耐水コンパネを張り、フロアタイル仕上げに・・・
排水管位置はそのまま利用出来る位置
給水管は少し高いがそのまま何とか利用出来そう
壁下地の不陸調整のあと石膏ボード張り
今回は清掃性と見た目を考慮してPanasonic製腰壁材を採用
専用両面テープで貼っていきます。
腰壁完成
上部壁面は珪藻土に、予め凹んだ部分にパテを埋め乾燥後本塗り
After
いかがでしょう、
都会の水洗トイレと何ら変わらない見た目と快適な使用感になりました。
想定くみ取り料金は2,3人暮らし1ヶ月あたり2~3,000円程度
下水道料金が不要なのでこちらの方が低コストということに